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同窓会 SN

第89章 決意1 和也



翔の火傷も順調に回復し、1週間経った頃には包帯も取れたおかげで
日常生活に支障は無くなった


始めのうちは 俺が家事を一手に引き受けてたけど
火傷が治ってからは 翔も積極的に分担してくれるようになって

夕飯は早く帰ったほうが用意するとか、
いらない場合は必ず連絡するとか、
風呂掃除は交代で当番制とか、

まるで共働きの夫婦のようにルールを決めながら
この10日間、俺たちはうまく生活してきた。


それはまるで翔が「一緒に暮らしたい」と言ったことをなぞるように、
少し甘い気分でウキウキしながら。




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