
同窓会 SN
第89章 決意1 和也
そして2週間目の週末、翔のマンションの補修が完了した、と知らせを受けた。
長いような短いような・・・楽しい同居生活が終わってしまう。
2LDKのこの部屋、どこにいても翔の気配がわかるような空間で
俺は自分一人じゃないことに煩わしさを感じたり息苦しくなったりすることなく、
毎日を楽しく過ごせた。
・・・きっと これは1年経っても2年経っても変わらない感覚なんじゃないかな
俺は翔とならきっと上手くやっていける・・・そんな気がする
あとは 翔がまだ俺をあのマンションに住まわせてもいいと思ってくれてるなら
行動に移すのみ、なんだけど・・・
結局俺は翔とずっと一緒に暮らしたいと思ってることを、今も翔に伝えられていない。
明日の日曜日、きっと翔はマンションに戻るだろう。
・・・今晩、話し合わなくちゃ・・・
