同窓会 SN
第90章 決意2 翔
2-1
洗い物を終えた俺は 和也に向き直り言葉を続ける
「実はな・・・用事があって さっき会社に行ってきたんだ」
「・・・・・・」
「昨日帰る時には来てなかったメールが来てた。・・・平たく言えば脅迫メールだ」
「え・・・」
「俺が今、ここに住んでることを知ってて 二人の仲を下品に誹謗中傷し、世間にバラされたくなければ金を払え、というものだった」
「・・・誰・・・?」
「お決まりの海外のサーバーをいくつも通してるフリーメールだから 個人を特定するのは難しいな。でもアテはあるから。」
「ほんと?」