同窓会 SN
第93章 決意5 和也
5-2
月曜日。
俺たちのことを知ってる人間が社内にいるのかもと思うと、
なんとなくあたりの空気を伺ってしまう。
不審な人物・・・なんて、そんな簡単にはわからないんだろうけど
なるべく平常心でいつもどおり仕事に集中しよう。
一日が終わり、翔と食事をするどころか言葉を交わすこともなく家路につく。
温めるだけの食事を一人で取り、一人でゲームをして一人で眠る
今まで何千回、何万回としてきたはずのことが味気なく、虚しいものにしか感じない
コンビニの弁当って、こんなに不味かったっけ・・・
やたら濃い味付けが喉に詰まる
いつも白熱するバトルゲームも失敗ばかりで全然ダメだ