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同窓会 SN

第10章 ボジョレーヌーヴォー1 和也



あれ、あの子は翔の秘書の子じゃないか?
確か「あおいさん」とかみんな呼んでたような気がするんだけど・・・
ウチの課の真希ちゃんと楽しそうに話してる。
仲がいいから一緒に来てるのかな?

ちょっと目が留まったものの、俺は近くにいた人たちと他愛も無い話をして
気持ちよくほろ酔い気分になっていた。



そして気がついたら俺の隣にはあおいさんと真希ちゃんが座っていて

「どうぞ」

真希ちゃんが俺にビールを注いでくれる。

「あ、ありがとう」
「二宮さんて社長の高校時代からのお友達なんですよね?」
と、あおいさん。

「あ、うん・・・そうだけど」
「お2人ってどんな高校生だったんですか?よかったら教えていただけませんか?」


ちょっとはにかんだような笑顔で俺を見る
・・・そうか、もしかしてあおいさんは 翔のことを・・・。


ま、当然と言えば当然だ。
一番近くで翔のこと見てるし、翔からも頼りにされてるんだろう。
そりゃあ、好きにもなるよな・・・。


俺は 差し障りの無いエピソードをあおいさんに話し、あおいさんは 嬉しそうに楽しそうに俺の話を聞いていた。


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