テキストサイズ

同窓会 SN

第10章 ボジョレーヌーヴォー1 和也



そんな感じで、やっぱりみんなと溶け込むとこまではイマイチ行ってなかった。

けど、この前のプレゼンを手伝ったあたりから 
みんなが完全に俺を迎え入れてくれて、本当の意味で仲間になれたような気がするんだ。

俺らしくないかもしれないけど・・・
こういうのって、いいよな



会社の近くの居酒屋で ウチの課の人たちで忘年会&歓迎会・・・と思ってたら、なぜか隣の課の人たちもそこにいた。

「二宮さんの歓迎会なら俺たちも是非混ぜてくださいよ」

なんて嬉しいこと言ってくれる。

この前のプレゼンのこと、今でも俺に感謝してくれて、ぐっと距離が近くなった感じだ。
だから、あれは俺のおかげなんかじゃなくて 
みんなが会社に愛情持ってるからなんだけど・・・

でも、その気持ちが素直に嬉しい


こういう いい人たちと一緒にいると、
なんだか俺も人間的に捻くれてたのが
直っていくような気がするな。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ