同窓会 SN
第96章 決意8 翔
数時間二人きりで過ごし、もし和也が受け入れてくれる雰囲気なら 久々に肌を重ねることも出来るのでは・・・と期待してたくせに、
前の週から連日の睡眠不足が祟り、ビール1本あけたところであっけなく撃沈。
ソファーで眠ってしまった俺は 目覚めた途端慌てて帰らなくてはならなかった。
がっついてるように思われたくなくて 手も握らずに我慢してた自分が悔やまれる。
この2時間で色んな事が出来たはずなのに・・・
それでも 和也が俺を引き止めようとし、帰り際には自分から俺を抱きしめて口付けてくれたおかげで 俺は自信を取り戻すことが出来た気がする。
短い時間ながら熟睡したおかげで身体も軽い。
これなら今日徹夜になっても あと二日なんとか頑張れそうだ。
なんとしても金曜日中には仕事の目処をつけよう。
そして週末は 今度こそ和也とゆっくり過ごそう。