同窓会 SN
第96章 決意8 翔
それを心の支えに頑張った結果、なんとか急場を凌げるところまで仕事を片付ける事が出来た。
しかしあまりの忙しさにぼーっとして せっかく用意したヴィンテージワインを家に忘れてきてしまった。
面倒だが一度取りに帰らないと・・・
そうだ、どうせなら土日の着替えや、期待を込めて月曜日に直接出社できるよう 靴やスーツの用意まで車に積み込んで行こう。
待てよ、3泊もするのならあれもいるかな、これも在った方が・・・
なんて、わくわく用意し始めたところで携帯が着信を知らせる。
一瞬でも和也?と期待する自分が哀しい。
この着信音は家族からだ・・・