同窓会 SN
第96章 決意8 翔
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「翔・・・この間はごめん・・・俺いつまでもぐだぐだして・・・せっかく翔が骨折ってくれたのに・・・」
「そんなこといいよ。お前に心から納得して俺のとこ来て貰いたいから・・・いろんなこと考えて、それでも俺と暮らす決心ついたら来てくれれば。俺はずっと待ってるから」
「ううん・・・もう、待たせない・・・俺も今度こそ決めたよ」
「え・・・でも・・・、今は良くても また後から悩むんじゃないかな・・・」
「・・・信用なくしちゃったな・・・俺が悪いんだけど・・・」
「いや、違うよ、そういうことじゃなく・・・本当に大事なことだし、色々大変かも知れないから 俺は・・・」
和也を追い詰めるつもりなんて全くないから、責める口調にならないように気を付けて話し始めた。
けど、予想もしなかった和也の次の言葉で 頭の中が真っ白になり
言うべき言葉が吹っ飛んだ。
「俺さ・・・さっき母さんに言っちゃった」