同窓会 SN
第97章 甘い生活1 和也
押し問答した結果、3日の午後マンションに帰りがてら迎えに来るってことで
何とか折り合いが付いた。
「顔見せてさらっと挨拶したら それで終わりでいいだろ」
「玄関先で?それはないだろ~・・・」
「それでいいから・・・ホントに・・・」
「う~ん・・・そんなんでいいのかなぁ・・・?」
「俺が良いって言ってんだからいーんだよ」
「でもなぁ・・・」
恋人を親に紹介する恥ずかしさってのを久々に味わう
てゆーか前に付き合ってた彼女だって、
あっちから押し切られて結婚の約束をした割には 両家の挨拶なんていうのはまだ全然な状態で、彼女自身も うちの親には軽く挨拶した程度だった
イマドキは そんなもんなのかなーと思ってたけど、
翔にとってはそうじゃないらしい
それがやけに照れくさくむず痒い