同窓会 SN
第97章 甘い生活1 和也
「お母さん、・・・和也くんとのことは真剣に考えています。決して平坦な道ではないことはわかっていますが、二人で力を合わせて乗り越えていくつもりです。ご心配でしょうが・・・見守っていただけますか」
「バ、バカ、何言ってんだ・・・」
「・・・ありがとうございます・・・和也ももう大人ですから私は何もいうことはありません、この子が選んだ生き方を信じています。・・・不出来な息子ですがよろしくお願いします」
「やめろって・・・・・・」
一人でオロオロする俺と対照的に、目に涙を浮かべんばかりにしっとり見つめあった後、深く頭を下げ合う二人
いつしか俺まで一緒になって頭を下げ どちらに言ってるのかわからない
「・・・宜しくお願いします・・・」
なんて言葉を呟く羽目になっていた