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同窓会 SN

第99章 甘い生活3 和也



でも、さっきの翔の声が耳について離れない


同級生、って・・・
それは嘘じゃないんだろうけど、ホントにそれだけ?

さっきの翔は 会社の翔とは全然違う、プライベートの翔の顔だった
いや、それは当然なんだけど、
ただの同級生に あんなふうに甘く優しい口調で話すもんかな


考えてみれば 俺は会社の部下と話す時と 高校の時のツレと話す翔しか知らない

俺の知らない大学時代の翔
それを知ってる「同級生」に対するこのもやもやは もしかして嫉妬心なのか?


そんなのバカみたいだ、
そんなことは考えずに 早く寝てしまおう


俺は無理やりに ギュッと目を閉じた






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