同窓会 SN
第99章 甘い生活3 和也
後に続く言葉を聞きたくなくて 強い口調で遮った
“少しの間”だけだという付き合った期間も、
付き合った深さも 勿論聞きたくなんかない
だけど「気にしてない」なんて言う声が尖ってるのに 我ながら辟易する
こんなんじゃダメなのに・・・
そう思った瞬間、翔の手が髪から離れた
・・・怒った・・・?
あまりに子供じみた俺の態度、翔は嫌気がさしただろうか
静かな足音とパタン、とドアが閉まる音
部屋を出ていった?
ベッドの上に起き上がってドアの方を振り返る
翔の姿はない
やっぱり気分を害して出て行ったんだ
押し寄せる後悔と反省。
でも少しの意地が 追いかけるのを躊躇わせる
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