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同窓会 SN

第100章 甘い生活4 翔



が、不運なことに、俺が参加する時は和也の都合が悪く、
和也が参加できる時には俺に用事があったりして、結局会えないままに一年が過ぎた

2年生になる頃には 俺自身も 同じ大学の友達との付き合いやバイトで忙しくなり
高校時代の友人と絡む機会も自然に先細りする。

メールのやり取りも なんとなく間隔が開いて来た頃、恐れていたことが起こった。



ある日突然、和也と連絡が取れなくなったんだ。
電話もメールも通じなくなり、誰に聞いても新しい連絡先を知らないという。

目の前が真っ暗になって、授業にも身が入らず、バイト先でも失敗ばかり
周りの友人たちにも「最近どうした?」と心配される程だ


そんな俺に突然
「付き合って欲しい」と言ってきたのが 
みんなの憧れの的、平井真央だった



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