同窓会 SN
第102章 甘い生活6 翔
ごく弱い照明の下でも 和也の瞳の色がいつもと違うふうに
濡れたように光っているのを感じる
・・・やっぱりまだ媚薬の効き目が残ってるのかな
今度はいつこんなチャンスがくるかわからない
思い残すことがないように楽しんでおこう
あ、でも 25日の誕生日当日には もう一度改めてプレゼントとして強請ってみよう
と、言うか この媚薬どこで買えるのか堤のおっさんに聞かなくては
でもそんなこと聞いたら 使って楽しんだのバレちゃうか?
ま、いっか
いつも俺ばっかり悔しい思いさせられてるもんな
こうなったら 昨夜の一部始終を聞かせて
羨ましさと悔しさに歯噛みするような気持ちにさせてやる
たまにはおっさんにもそういう思いをさせてもいいだろ
もっとも 和也が聞いたら 真っ赤になって怒るだろうから
おしゃべりは絶対にナイショにしなくちゃいけないけどな
とりとめもなくそんなことを考え
密かににんまりしながら、
俺は和也の熱いカラダに手を伸ばした
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