同窓会 SN
第103章 甘い生活7 和也
我ながら馬鹿なことを言ってしまったぞ
実際に会うことのない俳優なんかに ヤキモチ焼いたりして
いや、翔が本気でその気になれば
それこそツテを辿って会うことも可能なのかもしれないけど
元は 俺に似てるから、というのがあっても
これだけ入れ込まれると ちょっと不安にもなるってもんだ
「と、とにかく。硫黄島は無しだからな。どこでもいいけど 危険なとこや不便なとこはパス。暑すぎるのも寒すぎるのも 移動時間長いのもダメ。大体俺は飛行機、好きじゃないから」
ハズカシイのを誤魔化すようにつんつんすると 翔は真顔で考え込む