同窓会 SN
第104章 家族1 和也
確かにそういった
俺の親にだけ挨拶して、翔のご両親に内緒なんてだめだって
認めてくれなくてもいい
罵倒されるのも覚悟で 挨拶に行くつもりだったのは 今年の正月のことだ
でもそこからもう半年
「仕事のタイミング測って打ち明けるから」と言われたものの
翔はずっと何も言わなかったから やっぱり話す気は無いのか、って思ってたし
本当は俺の中にも 少しだけ怖気づくような気持ちがあったんだよな、
だから俺もしつこくは言わなかった
わかってるつもりでも やっぱり俺はわかってなかったんだ
公人と言われる人が家族だということの重さを