同窓会 SN
第104章 家族1 和也
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「和也・・・もしかして怒ってる?」
「え、あ、ううん、全然・・・」
「ほんとに?」
「うん、ただびっくりしただけ。もう翔は ご両親に何も言うつもり無いのかな、って思ってたから」
「ごめん、そうだよな。・・・すぐに言えばよかったんだけど、・・・あの時 親父が総務事務次官になってちょうど半年くらいだったから、あと半年待とうかどうしようか、って迷ってたんだ」
「どういうこと?」
「俺もよく知らなかったけど、事務次官は1~2年くらいの任期が普通らしい。
親父の場合は定年も間近だったし 1年で退任することはほぼ決定だったんだ、だから正式に退任するって決まってから 打ち明けようかな、って思ってた」
「・・・お父さんの 仕事の邪魔になるかもしれないから?」