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同窓会 SN

第105章 家族2 翔



「自分たちの仕事に置き換えてもわかると思うけど 任期が一年ってことは 前後の引き継ぎのことを考えたら 自分のしたいことをする時間なんてほんの僅かだろ。この一年、親父本当に忙しそうでさ、俺もなかなか言い出せなかったんだ」
「・・・・・・」

「俺は俺なりに焦ってたの、早く言わないとお前に“本当は言いたくないんじゃないか”って誤解させちゃいそうで・・・で、最近やっと余裕ができたみたいだから ソッコー捩じ込んでみた」
「・・・ごめん」

「わかってくれた?・・・じゃあ 今度一緒に親父とお袋に会ってくれる?」
「・・・俺で、いいの?」




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