同窓会 SN
第105章 家族2 翔
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しかし、バカなコトを言ってるだけが能じゃない
今は6月
という事はだ、俺の愛しいベターハーフの
誕生日がやってくるわけで
最初は俺も 誕生日に貰った時計に見合う様な
高級品をあれこれ考えていた
だけど、イマイチぴんとこないんだよな
最高級の素材と 最高レベルの技術を組み合わせたものの値段には 恐ろしい相乗効果が産みだされるみたいで
車みたいな大きなものじゃなくても
それに匹敵する値段のモノは
世の中にごまんと溢れてる
けど、いくら高価なものだって 和也にとって魅力あるものじゃなかったらどうしようもない
自慢じゃないけど
俺はその辺のセンスには自信がZERO
ここは素直に和也に欲しいものを訊く方が確実だ、と
真っ向から質問することにした