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同窓会 SN

第106章 家族3 和也



「いらっしゃい。いつも息子がお世話になってます」
「お、お邪魔します・・・オレ・・・僕の方こそお世話になってます。あの・・・本日は・・・」


今度こそ、と腹に力を込めて口にしようとした挨拶は
奥から聞こえた きゃあ、っと嬉しげな悲鳴(?)にまたも中断された


「見て、お父さん。和也君が持って来てくれたの。お父さんも好きなお抹茶の練り。お持たせで申し訳ないけど早速いただきましょうね」

嬉しそうに開けた箱を見せに来て またすぐに奥へと戻るお母さん


よかった・・・ご両親は何が好きなのかと翔にリサーチして、今日の朝イチわざわざ銀座まで行って買ってきた甲斐があったなぁ
と思ってるとまたもや

「あらっ、可愛い~、こっちも美味しそう!」

奥から華やいだ声がする
今度は翔の福島土産だな



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