同窓会 SN
第12章 ボジョレーヌーヴォー3 和也
3-1
男の俺より、あおいさんみたいに綺麗で有能な女性と付き合った方が 翔は幸せになれる
そんな事、考えるまでもなくわかる 当然の事
そして、考え始めてしまったら、もう止められない、てゆーか
目を逸らしちゃいけない事・・・なんだよな
翔に抱かれて・・・
一番幸せな時間のはずなのに、
俺の脳裏に 冷たい目で俺を見るあおいさんの顔が浮かんだ。
その途端、なんだかすごく悪いことをしているような気持ちになってしまって
俺は 罪から逃れようとするかのように 思ってもいなかったことを口走ってしまった。