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同窓会 SN

第110章 家族7 和也



「そうかも知れない・・・けど、社外って事もあり得るぜ?」
「社外・・・」

「ほら、来週 絶縁材料を扱う商社グループの二次コンペがあるだろ?」
「うん、俺も参加してるヤツだろ?獲れば結構大きな仕事になりそうな」

「ウチの他にもう一社残ったとこな、こういうコンペではいつも競い合ってるとこなんだけど 実はあんまり評判良くないみたいで。腕は悪くないんだけど、仕事を獲るためなら手段選ばず、って噂があるらしい」
「あぁ・・・A社だろ。何かわかる気がする。あそこの社員って、ウチの事 目の敵にしてる感じあるもんな。」

「こういうコンペではいつも競合することになるし、最後には大抵ウチが仕事獲ってるからな」
「じゃあもしかしてそこが・・・?何か、信じたくないな」

「今の所 証拠はないけどな、そういう事もやりかねない相手だってことだから、そっちの調査も頼んでおいた」
「でもまぁ、社内の誰かの仕業ってのより、そっちの方が精神衛生上はいいね」

「そうだな」



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