同窓会 SN
第114章 永遠4 和也
足枷をはめられて、鎖で繋がれて
この家から一歩も出ないで
翔以外の誰とも顔を合わせる事の無い日々
生きるも死ぬも翔の気分次第
そんな人生だったら“翔に頼りきりの毎日が耐えられない”なんて甘っちょろい事も言えなくなる
うん・・・いっそその方が楽かもな
微かに笑う俺を見て 翔が柔らかい説得口調になる
「とにかく もうそんな事考えるのはやめろよ。せっかく親にも紹介して、社内でも知れるところとなったのに。・・・どうして今なんだよ?俺達ここからもっと幸せになれるだろ?
それとも・・・、もしかして、お前はもう俺に飽きたってこと?俺に頼ってばかりが嫌だってのは もう俺に関わりたくないってことなの?」