同窓会 SN
第115章 熱愛1 翔
1-3
そうして 瞬く間に半年が過ぎようとしている
有難いことに 鈴木さんはここの仕事を気に入り、
また 資金ももっと稼ぎたいからと言う理由で
オーストラリアへの出発をあと半年伸ばすことにし
仕事の更新もしてくれた
それにしても じりじりと焦りが高まる
考えたくはないけど
やっぱり 和也に戻るつもりは無いのか?
俺は ただそれを受け入れるしかないのか?
いや、そんな事は考えるな
今の俺に出来る事、すべき事は 質のいい仕事をし、業績を伸ばすことだ
昼間は暖かくなる日も増え、春の予感を感じさせる気候に
元気を分けてもらうような気持ちで 自分にそう言い聞かせて踏んばる毎日
ある日、俺は実家の両親に 突然呼び付けられた
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