同窓会 SN
第115章 熱愛1 翔
「お前に見せたいものがある。まずは 昨日、和也君から送られてきた小包、
それからこっちの雑誌は・・」
話の途中で 和也、と言う名前に即座に反応した
小包の送り主
その住所欄に目が吸い寄せられたけど、記されていたのは俺のマンションの住所
落胆のため息を吐きながらも
見慣れた筆跡で書かれている「二宮和也」という文字を見るだけで
涙がじわっとこみあげてくる
送られて来たのは 両親に対する謝罪の手紙とともに
俺のマンションで暮らしていた間の家賃や生活費の足しに、俺に渡してほしいと
通帳と印鑑、キャッシュカード
それらには見覚えがあった