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同窓会 SN

第122章 煌めき1 翔


1-1

やっと捕まえた和也、
尚も逃げようともがくのを 絶対に逃がすものかと
腕の中にしっかり抱きしめる



「離せよ・・・」
「離さない」

「離せ、って・・・」
「絶対離さない」


おい、じたばたすんなよ
事情を知らないんだから 混乱するのはわかるけど
ここでまた お前を離すわけにはいかないんだ

捕まえた腕に益々力を込めると

「どうして・・・」

諦めたような弱々しい声が 腕の中から聞こえた



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