同窓会 SN
第122章 煌めき1 翔
「翔・・・それホント? 嘘・・・じゃない?」
「お前に嘘はつかないよ。嘘も隠し事もしない、って誓っただろ」
「だって・・・・・・」
「和也。俺を信じてよ」
俺の目に答えが書いてあるだろ、と言わんばかりにじっと見つめると、
俺の言葉が真実かどうかを見極めるように
真剣な表情で和也が俺の瞳を覗き込む
和也の茶色の瞳に俺が映ってる
こんなに 超至近距離でコイツを見たのは何時以来だ?
口づけたいのを我慢して、その目をまっすぐ見つめ返して 頷くと
漸く 疑惑が晴れたのか 瞳が潤んで口元も綻んだ