同窓会 SN
第122章 煌めき1 翔
「・・・ごめん・・・あの・・・お父さんたち何か言ってた・・・?」
「“不安にさせるお前が悪い”だってさ。親父もお袋も和也の事大好きだからな。今度一緒に弁解に行ってくれないと、俺一人じゃ敷居を跨がせてもらえないかも知れないな」
「・・・・・・」
「一緒に行ってくれる?」
「・・・俺・・・で いいの?」
「バカ、お前以外いねぇって言ってんだろ」
相変わらずシャッター音は続いてる
こうなったら 覚悟決めて
まるっきり映画の主人公みたいにカッコつけてやるぞ
俺は胸の内ポケットから小箱を取り出し、片膝をついて
和也に向けて箱の蓋を開けた
「和也・・・俺と結婚してください」