
同窓会 SN
第13章 ボジョレーヌーヴォー4 翔
和也の手からグラスを受け取り、俺は再び和也をソファーに沈めた。
右脚を背もたれの上に乗せるように開かせて、左脚は胸に着くほどに深く折り曲げさせる。
「ほら、こうして膝を自分で抱えて」
「こんな恥ずかしい格好やだよ!・・・お前、面白がってんだろ」
これからの事が楽しみ過ぎて、つい笑みを浮かべてしまう俺を見て 和也が怒った声を出す
別に からかってるワケじゃないんだけどなぁ
「そんなこと無いって」
「嘘だ、翔はいつも余裕があって、俺の事上から見てるもんな
あおいさんのことだって、俺 一人で空廻って、本気でヤキモキして、バカみたいだって思ってんだろ・・・それを“疑ったお仕置き”だなんて ふざけた事言って・・・」
「和也・・・」
