同窓会 SN
第13章 ボジョレーヌーヴォー4 翔
本気で悔しがってるような横顔
今度は俺が焦る番だ
「ごめん、マジでそんなつもりなかったよ」
「・・・・・・」
俺の大好きな薄い唇は ぎゅっと結ばれたまま
俺が余裕ぶっこいて和也の事を上から見てるだなんて、大誤解だけど
そう見えたのなら俺も正直に言わないとな
「和也、ごめん・・・さっきは軽く言ったけど、本当は 俺もお前のこと かなり疑ってた。あおいさんのこと 急に言い出すから、もしかして 本気であおいさんのことを好きなんじゃないかって・・・」
「え・・・?」