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同窓会 SN

第129章 記念日4 翔



この頃になると もう和也も抵抗しても無駄だと悟ったらしい


「とにかく早く終わらせよう」と言う姿勢になって
文句も言わず 係の人に言われるままにポーズを取り
笑顔まで作る

それを隣で見つめる俺も 勿論満面の笑み


何度かシャッター音がした後、カメラマンに

「ハイ、終了です。お疲れ様でした」

と言われた時には
精一杯ビシッとしてた和也の背中が ぐだんと猫背になって

「終わった・・・」

とため息を吐くのもほほえましい



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