同窓会 SN
第129章 記念日4 翔
「えー、皆様。本日はお忙しい中、僕たちふたりのために、お越しいただきまして まことに有難うございます。
皆様ご存知かと思われますが 僕と和也は高校時代の友人で、数年前に同窓会で再会して以来、二人の距離を縮め、公私ともに支え合って生きて参りました。今はもう既に 生活を共にし、男同士ではありますが 列記とした事実婚同様の間柄だと自負しております。 本日は、日頃お世話になっている皆様をお招きして、ささやかではございますが、この席を設けさせていただきました。
限られた時間の中、行き届かないことがあるかとは存じますが、どうぞ皆様、楽しい時間をお過ごしいただければ幸いです。」
そしてみんなの拍手や「翔、カッコいい!」という歓声を浴びながら
尚も言葉を続ける
「それでは、早速ですが 結婚誓約書にサインをさせていただきます。皆様、異議はございませんか?ございませんね?それじゃ・・・」