テキストサイズ

同窓会 SN

第130章 記念日5 和也



そりゃぁ、自分の好きな人の事は、親友にも「いいヤツだね」って
認めてもらえた方が嬉しいに決まってる

だけど、俺にとって智は単なる親友、ってだけじゃなくて
もっと近くて自然で、まるで家族みたいに大切な存在で

勿論、たとえ翔との事を 智に認めてもらえなかったとしても 
それで別れるなんて選択はないけど
それでも ホントに反対されたりしたら、
心の中にぽっかり穴が開いたみたいに 寂しくて落ち着かない気持ちになりそうだ

智が認めてくれるのなら

「翔はいいヤツだから、幸せになりなよ」
って言ってくれるのなら

俺はもう、全世界の人に認めてもらえたような気持ちになってしまう
これでもう万事OK、大丈夫って思ってしまいそうだ





ストーリーメニュー

TOPTOPへ