同窓会 SN
第132章 記念日7 翔
弱火で煮込む鍋から スプーンで一口救って味見をした和也が 少し首を捻る
「ちょっと風味が落ちてるかな・・・少し足しとこう」
と言いつつ取り出した物は
「え、味噌?」
「そ。八丁味噌」
「デミグラスソースに味噌?」
「うん、・・・今までのも入れてたんだけど 変?翔が嫌なら入れないけど・・・」
「いや、美味かったから良いんだけど、・・・ちょっと驚いただけ。へぇ・・・二宮家特製のレシピなんだな」
「そうかな、俺はお袋が作ってたのしか知らないから 他のレシピはわかんないけど」