同窓会 SN
第15章 プレゼント1 和也
1-1
「お、そういえば 水曜日が誕生日だったんだな・・・」
1月最後の日曜日の午後、
翔の部屋でのんびり過ごしてる時に、携帯を弄ってた翔の呟きが唐突に聞こえてきた。
「え?何?どうしたの?」
「うん、お袋からメールでさ、誕生日おめでとう、って。・・・とっくに過ぎてるんだけどな」
「あ、お前、今月 誕生日だったの?」
「うん、25日。しかしすっかり忘れてた」
「25日・・・」
知らなかった・・・。
ま、女の子じゃあるまいし、「誕生日いつ?」なんて なかなか男同士で話題にしないから仕方ないとはいえ、翔の誕生日を知らん顔して過ごしてしまったなんて。
なんだか申し訳ないな