同窓会 SN
第136章 来来来世4 翔
どん、と 肩をぶつけると 過剰に痛がって
「いってぇ!」
なんて言いながらも つんとしてた和也だけど
わざとらしいシラケ顔は 数秒しかもたなかったらしい
その後 堪えきれずに吹き出して
「しまった、笑っちゃったじゃねぇか」
と悔しがってる
「何だよ、やっぱり面白かったんだろ?」
「ちげーよ。笑いを取れなかったお前の哀しそうな顔が
捨てられたハムスターみたいで あまりにも情けなくて・・」
「ひっでぇな~」
「あはは・・」
我ながら、なんてバカな事を言ってるんだと呆れるほどだけど
こんな中身の無い会話も
高校生の頃に戻ったようで ちょっと嬉しくなったりして