同窓会 SN
第16章 プレゼント2 翔
2-4
次の日、朝、8時に起きて、俺は10時の約束に間に合うように家を出た。
和也もやりたいことがあるとかで、昼前にはここを出ると言う。
何だか明日も用事があって 逢えないと言ってたのに
「昼飯食わずに帰るから、待っててくれればいいのに・・・」
喉まで出かかった言葉をぐっと飲み下して我慢する。
少しでも、時間を共有したいと思うのは俺だけなのかも
執着する男はみっともないぜ、櫻井翔よ。
ここはさらっと出かけよう
「じゃあな。月曜日また会社で」
「うん、行ってらっしゃい」
「行ってきます」