同窓会 SN
第18章 プレゼント4 翔
4-3
自分でも笑えるほど元気になった俺は 午後の仕事も精力的にこなし、
さすがに終業直後は無理だったけど、18時半過ぎには会社を出ることが出来た。
ウキウキ気分を表すように ちょっと高級なスーパーへ行って、美味しそうなデリカテッセンを多めに買ってしまう。
なんて単純な俺…。
ピンポーン
ついでにワインやブランデーも買ってしまった俺は 両手が塞がった状態で和也にドアを開けてもらう。
「・・・どうしたの、その荷物?」
「え、いや、つい浮かれ、いや、腹減ってたから・・・」
「え、これ全部食いもんなの?買い過ぎだろ~」
「美味そうだったから、な。まぁ、頑張って食おうぜ」
「責任取ってお前が完食しろよ?」
笑いながら荷物を持ってくれ、テーブルに広げ始める。