
同窓会 SN
第19章 プレゼント5 和也
気分を切り替え、財布と携帯を持って、買い物に出る
ワインもブランデーも昨日翔が買って来てくれた物が残ってるから、今日は純粋に食べるものがあればいいだろう。
そうだ、時間に余裕があるんだから 今日は何か作ってみようかな?
と言っても、手の込んだものは出来そうに無い。
・・・鍋でも作ろうか。
今は 美味い鍋の素、みたいなのもたくさんあるし、適当に肉や野菜を入れればいいだけ。失敗知らずだし、一応「作った」感もあるだろう。
俺の手料理に手作りのケーキ、うん、完璧なバレンタインデーだ。
鶏肉に、豚肉、白菜、水菜、えのき、椎茸・・・
あ、翔の好きな魚介類も入れなくちゃ
目に付いたものを片っ端からカゴに放り込んだら 思いのほか嵩張り、重い荷物になってしまった
買いすぎたかな・・・と思いつつも、上機嫌で 買った物を両手に下げて歩き出す
