同窓会 SN
第19章 プレゼント5 和也
5-5
「あの、・・・俺なんかのこと 好きになってくれてありがとう、すごく嬉しいよ。
でも、ごめん・・・。俺には大切にしたい人がいるから 真希ちゃんの気持ちには応えられない。ホント、ごめん・・・」
「はい、いいんです。分かってたから・・・。聞いてくれて・・・きちんと応えてくれてありがとうございました。あの・・・明日からも同僚として、普通に話して下さい・・・よろしくお願いします」
俺に向かって頭を下げ、真希ちゃんはそれだけ言うと足早に去っていってしまった。
ちょっとだけ嬉しいような、寂しいような複雑な気持ちだ。
でも、とりあえずは家に帰って、翔の為に腕を振るってやらなくちゃ。
気持ちを切り替えて、外に出た
そんな俺の前に、スッと現れたのは
・・・翔だ。