同窓会 SN
第19章 プレゼント5 和也
目に付いた喫茶店に入って コーヒーを注文する。
「ほんとにスミマセン・・・」
「いいよ、それより・・・どうしたの?」
もしかしたら 告白される、なんて勘違いで、全然違う用件なのかも
自惚れて構えてたらバカみたいだもんな、
大体、俺がこんな可愛い子に好かれるなんてそんな事・・・と、自分自身を諌めてた俺に、真希ちゃんの小さな声が聞こえた
「初めて会った時から・・・好きでした」
それから真希ちゃんは真摯に話をしてくれた。
俺のことを好きになって、毎日会社がに行くのが楽しかったこと
歓迎会の時は あおいさんと一緒に 傍に行って話をしようと頑張ったこと。
彼女がいる、と聞いてショックだったけど それでも想いを伝えようと決めたこと。
「今から彼女さんと逢うのに 私のガトーショコラなんて押し付けたら迷惑だって分かってるから、それは持ってきてません。一人で失恋記念にヤケ食いするつもりです。でも、ちゃんと伝えないと後悔しそうで・・・。明日からは ただの同僚に戻ります。
だから今だけ言わせてください。・・・私、二宮さんが好きです・・・。」