同窓会 SN
第20章 プレゼント6 翔
6-1
俺から何も言わなくても、さっきかかって来たという電話の事から遡り、あおいさんと3人で参加したスイーツ講習会の事まで、
和也は 今までの事情を全部話してくれた。
その説明は淀みがなく、嘘を吐いてるようには思えない
安心するのと同時に、今の今まで俺が取っていた不機嫌そうな態度を反省させられた。
そうだよな、和也は何度も 俺だけだと、他の奴には興味が無い、とはっきり言葉にしてくれてたのに。
それでも、さっき、喫茶店から出てくる真希ちゃんを見かけ、中に和也がいるのを見つけた俺はどうしていいか分からなくなり、投げやりな態度を取ってしまった。
あーあ・・・本当に面倒臭い奴だな、俺って。