同窓会 SN
第20章 プレゼント6 翔
あ、いけない。
そんな事を考えていたら つい俯いて黙り込んでしまっていた。
和也が 心配そうに下から覗きこんできてる。
「翔・・・怒ってる?・・・俺の言ったこと、信じられない?」
「あ、ごめん、そんなんじゃないよ。ちょっと考え事してただけで・・・。」
「ホント?ならいいけど・・・。あのさ、それで ガトーショコラ作ったんだけど、食べてくれる?」
「え、お前一人で作ったの?すげーじゃん。食べる食べる、早く出してよ」
「よかった・・・じゃあ、今持ってくるから。」
ちょっと照れくさそうに和也が笑う
任せとけ
どんなに見栄えが悪くても、どんなに不味くても、誉めちぎった上に完食してやるからな