同窓会 SN
第21章 新しい季節1 和也
10年ぶりの同窓会で 翔と再会してから もう半年程経ったかな
あの時の俺は、勤めていた会社が倒産して、次の就職先も見つけられないまま
付き合っていた彼女にも振られた直後だった
まさに人生のどん底にいたような気がする。
それが今では、やりがいのある仕事をして 人並み以上の給料を貰ってるうえに、
翔という最高の恋人までいる。
人生何が起こるかわからないもんだな・・・。
っていうか、よく考えてみたら 仕事もマンションも翔のおかげか・・・。
そう思うと、俺も自分自身の力でスキルアップして、もっともっと翔にとって役に立つ、必要不可欠な存在になりたいと強く感じる
そのためなら 少々の無理も厭わず頑張らなくっちゃな