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同窓会 SN

第23章 新しい季節3 和也


3-3

それから小1時間ほどして玄関のインターホンが鳴った。

ピンポーン

「お帰り。何、今 福島帰りなの?」
「ただいま。うん、向こうで少し飲んできちゃって…」

「いきなりそんなに仲良くなっちゃったの?お前、ホントに人当たりがいいっていうか、営業向きだね」
「はは・・・そんなことないけど、いい人だったから・・・。で、ほら。地酒貰っちゃった。」

「ふうーん。“奥の松”?…スパークリング大吟醸?珍しくない?」
「だろ?ま、これはお持ち帰りできる大きさってコトでくれたんだけど、
今日飲ませてもらった“春一番”とか“玄宰”とかもめちゃめちゃ美味くてさ~。それは今度送ってもらうように手配してきた。」

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