
同窓会 SN
第23章 新しい季節3 和也
サッとシャワーで汗を流して ビールを飲み始めた22時過ぎ、携帯の着信音が響く。
この音は翔だ。
「もしもし?」
「もしもーし、俺。今、東京駅なんだけど これから行ってもいい?」
「お疲れ。勿論いいよ」
「了解。じゃあな~」
・・・酔ってんのかな?
ちょっとご機嫌っぽい。
現金な俺は 急にウキウキしだして なんだかゲームも手につかない。
やめよ。
TVでも観よう
どうせ頭に入らないんだから 前に見た映画でもいいや。
そんな風に思ってTVをつけたけど、謎の生命体と闘うアクション映画にCHをあわせた俺は、もう後半に入っていたその映画を意外と楽しんで、すっかり見入ってしまった。
