同窓会 SN
第24章 新しい季節4 翔
4-1
酔ったときのコイツは また一段と色っぽくなる。
そんなに饒舌な方じゃないけど 静かに微笑んで俺の話を聴いてくれてるその瞳を見るだけで
誘い込まれそうになってしまうんだ。
そしてこの身体・・・
しっとりとして 俺の指に吸い付いてくるように
火照る肌から、もう離れられない。
感じすぎる自分を 恥ずかしそうに隠そうとする素振りが 余計に俺をそそる。
「和也・・・」
もともと痩せてるのに、最近ホントにまた細くなったような気がして心配になるけど、
コイツは 自分のことには無頓着で
何も感じて無い様子。
でも、やっぱり痩せたよ。
服を着てる時はそれほどでもないけど、こうして肌を露わにすると
カラダの薄さがはっきりとわかる