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同窓会 SN

第25章 新しい季節5 和也



何でそんなに詳しいんだよ?
お前は栄養士か?

でもまぁ、それはいいとしても

俺が問題をすり替えたのに気付きながらも 見事に乗っかって本気でアドバイスしてくれる翔
しかもこの知識の豊富さ
・・・頼もしいような、でもどっか抜けてるような?


「それで どう、具合?」
「あ、もう平気。さっきずっと座って仕事してたから ただの立ちくらみだよ。」

「立ちくらみ、って甘く見るなよ?貧血にも色々あって、ちゃんと検査しないと怖い病気が隠れてることもあるんだからな。人間ドック、ちゃんと受けろよ?」
「え、いいよそんなの、面倒・・・あ、ハイ。わかりました、ちゃんと受けます・・・」


思い切り睨まれて、メンドクサイなんて言えなくなった俺は 素直な返事をする
ここでぐずぐず言おうもんなら 今すぐ病院に予約の電話を入れられそうだからな


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