同窓会 SN
第25章 新しい季節5 和也
5-5
「なぁ、それで・・・」
固い表情になった翔が ごくり、と喉を鳴らした後、躊躇いながら聞いてくる。
・・・だよなー・・・
こんなことでごまかせないよなー・・・
「さっき、何された・・・?」
「別に。キスされそうになったけど避けたし・・・シャツ引っ張り出されただけ」
「それだけ?嘘だろ?」
「何で嘘なんだよ?」
「だって、俺がLINEして、暫く待ってから、おかしいと思って様子を見に行ったんだからな。すぐに返信して来なかった、ってことは その時もう、さっきの奴に組み敷かれてたんだろ?その間 何もせずに ただにらみ合ってただけってことはないだろう・・・」
「だから・・・、押さえつけられてたけど・・・抵抗して 何もなかったんだよ、」